スウェーデンの伝統的な編み方、二重編みの本＜スウェーデン語＞

特殊文字を外すとTavaandsstickatとなり不思議なスペルに見えるタイトルですね。この本はスウェーデン文字で「Tvåändsstickat トゥヴォー・エンズ・スティカット」と表記します。英語にするとtwo-ends' knitting。

これはスウェーデンの伝統技法で、毛糸玉の最初と最後の糸、2本の糸を交互に編む方法で、二重編みのことです。
糸の撚り方によっては一色の糸で編んでも編地が面白くでたり、二色の糸で交互に編むと模様編みに。この技法で編むと編地はしっかりした厚みがあり目のつまった暖かいニット小物ができるのです。
北欧ならではの編み方ですね。
※ここで言う「二重編み」は、両面の模様を編む「両面編み」のことではありません。

この本は、ダーラナ・ミュージアムが出版しているだけあって、編み物の歴史、また刺しゅうなど装飾の美しい歴史的なコレクション作品が豊富な説明文とカラー写真でまとめられています。また、技法についての本でもあり、総合的にまとめられた良書です。この2013年出版の本は、1984年版に写真や説明などさらに手が加わえられた改訂版です。

この本の後半は実際の基本的な編み方について図とともに詳細説明の章があります。
ですが、ミトン、ソックス、鍋つかみなど個別の作品ページでは、初心者向けに詳細はありません。個別作品については、編み方の基礎が分かる方を想定した説明文、模様チャートなどで構成されています。
編み物の基礎をある程度知っている方向けです。また全てスウェーデン語です。 ※この北欧の二重編みの日本語資料は少なく、動画サイトで、twined knittingやtwo end kntiingと英語で検索すると、どういったものかご覧になれます。

目次です。

この本の状態は非常に良く、新品に近いですが、角の擦れと潰れが若干みられます。

言語：スウェーデン語

状態：古本。状態は説明文と写真をご覧ください。
※未使用保管に近い状態ですが、掲載しきれていない小さな傷、汚れがある場合があります。ご了承ください。

著者：Birgitta Dandanell, Ulla Danielsson, Kerstin Ankert編

サイズ：17.5 x 24.5cm、厚さ1.7cm、136ページ、ハードカバー

出版：Dalarna museum、2013年

PCモニター設定などにより色味が実際と異なる場合があります。

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