100 landskapsvantar/スウェーデンの地方とその伝統のミトン本（古書）

1981年の出版、スウェーデンの伝統柄ミトンの貴重な一冊＜スウェーデン語＞

100 landskapsvantar

タイトルのlandskapランドスカープは「地方」、vantarヴァンタルはミトン(手袋）のことです。

1980年、1981年の冬に、人気雑誌のIcakurienでミトンの公募を呼びかけました。

すると、届いたミトンはどれも素晴らしものばかり！

-伝統柄をふんだんに用いたデザイン
-手首にかけ広がるタイプ（手首カバータイプのミトンは北欧らしいですね）
-ノルウェーのセルブー柄のような細かなデザイン
-tvåändsstickning（二重編み）やnålbidning（ノールビンドニング編み）といったスウェーデン特有の伝統技法で編んだミトン
-ミトンに特徴的な刺繍をほどこしたもの…

そうして、集まったミトンをまとめて掲載したのがこの本です。

この本は、流通数が多く、30年以上経った今なお人気があるため頻繁に売買されています。
ですが、常に人気があり、すぐに、しかも高値で買い手がついてしまい、いわばレア本ともいえる一冊なのです。

目次です。多くが、本のタイトルにあるlandskapランドスカープ（地方）の名前です。

目次の地方の名前のページに、その地方の方のミトンが掲載されています。
例えば、目次4-5ページのGotland（ゴットランド地方）のページです。

この本は簡単なチャートが17点つくのみ。説明文付きは20点ほど。チャートといってもミトン全体を編むためのチャートではなく、デザイン部分のチャートです。
それ以外のミトンは、写真のみの掲載です。

-ミトンが編める方で、図案やデザインのヒントが欲しい方
-北欧の伝統柄や刺しゅうからインスピレーションを得たい方
-北欧デザインが大好きという方

そんな方におすすめの本です。

目次で、Gotlandの次にあるStjänmönster（星のパターン）を開いたページです。
こうしたページには、チャートや説明などはありません。
番号がふっているのは、最後にどの地方の誰が作ったかリストが掲載されているためです。

30年以上前の古書のため、細かい傷、折れ、書き込みがみられます。

1.背表紙のすれ（表より撮影）

2.背表紙のすれ（裏より撮影）

3.背表紙のすれ、凹凸、傷（裏より撮影）

4.角の折れ（裏より撮影）

※本は、全体的にやや波打っています。

書き込みは、2か所あります。

表紙の汚れのように見える箇所は、後からではなく印刷時のものにも見えます。

手首にかけて広がるカバータイプのミトンは、北欧ならではのデザインですね。

刺繍をほどこしたミトン

刺繍のミトンがたくさん
ダーラナ地方の伝統柄クルビッツの刺繍（44）は珍しいですね。

二重編みやノールビンドニングのミトン（説明・チャートなし）

言語：スウェーデン語

状態：中古本。※上記の説明と写真をご覧ください。

写真以外の小さな傷や汚れを全て掲載できていない場合がございます。ご了承ください。

編集者： Gia Wiman-Ringquist

サイズ：27.4cm×19.3cm　厚み0.3cm　51ページ

※小冊子、パンフレットのような作りの薄いペーパーバックです。

出版：ICA Förlaget　1981年

PCモニター設定などにより色味が実際と異なる場合があります。

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